古代の山城でハイキング!子連れで行ってきました!【鬼ノ城】

鬼ノ城 山・花・海・水遊び

ここ数日で一気に涼しくなりましたね!
今年の夏は暑すぎてあまり運動できていなかったため、家族みんなで歩こう!ということで鬼ノ城(きのじょう)へ行ってきました!

 

どこにあるの?

鬼ノ城は岡山県総社市にあります。
標高397メートルの鬼城(きのじょうざん)の山頂部に鬼ノ城があるんです!

鬼ノ城

 

我が家は車で行きました。
多くの人が楽しそうにキャンプや水遊びをしている砂川公園までは車で楽々♪
しかしそこから鬼ノ城の駐車場まではとにかく道幅が狭い
夫が運転してくれていたので対向車とすれ違うことが出来ましたが、私なら自信がありません(=_=)
そしてかなりの急勾配!
下から歩いて登っている方も何人も見かけましたが、この坂道はかなり足にきそうです。
タクシーで来られている方も多く見かけました。

駐車場に到着。鬼ノ城駐車場見えにくいですが奥も駐車場なので、よほど混む季節でなければ停められそうです。

 

 

鬼ノ城とは

鬼ノ城は史書に記載がなく、築城理由も築城年も不明。
ただ発掘調査により、おそらく7世紀後半くらいの古代の山城と考えられているそうです。
7世紀後半とういことは飛鳥時代くらいでしょうか?

鬼ノ城にはある伝説があります。
それは温羅伝説

温羅伝説とは
温羅(うら)とは百済(くだら)の皇子。
白村江の戦いで負けた百済の皇子である温羅が日本に亡命。
鬼ノ城を築き先進技術を広め力を強めていった一方で、近隣から物資や婦女子までを奪うという悪党ぶり。
そこで大和朝廷より吉備津彦命(きびつひこのみこと)が派遣され、温羅は滅ぼされたというお話。
桃太郎伝説の原型とも言われています!
つまり温羅が鬼で吉備津彦命が桃太郎ですね🍑
さかな
さかな

白村江の戦い(はくすきのえのたたかい)とは663年におこった戦いです。百済復興を目的に百済遺民・日本連合軍 VS 唐・新羅連合軍が朝鮮半島の白村江で戦い、日本は大敗しました。
その結果朝鮮半島との友好関係を失ってしまいました。

しかし実際に鬼ノ城で戦った跡は見つかっておらず、同盟国でしかも亡命先の日本で悪さを働くのも少々不自然な感じもします。
そこで現在は、鬼ノ城は白村江の戦いで負けたことにより唐・新羅連合軍に攻め込まれるのではないかと恐れた大和朝廷が防御として築かせた城なのではという説が有力なのだそう。
鬼ノ城については駐車場の場所にある鬼ノ城ビジターセンターでも学ぶことができます。
鬼ノ城ビジターセンター
鬼ノ城ビジターセンター
無料ですし、鬼ノ城を見て回る前に、ここで学んでおくとより楽しめそうです(*^▽^*)

城壁ハイキングコース

鬼ノ城は先ほど説明したように古代の山城。
城内の面積は約30ha。
周囲に2.8kmの城壁がめぐっていて、それに沿ってハイキングすることが可能です。

鬼ノ城
様々なコースがあるようですが、我が家はせっかく隣県の福山市から行ったのだし、城壁1周コースに決定!

さかな
さかな

参考までに。
我が家はアラフォー2人と小学4年生、小学1年生でハイキングしました。
服装は普段着ですが、靴はスニーカーで行きました。

 

そんなわけでまずは駐車場からスタート!!
ちなみにトイレは駐車場横にあるビジターセンターにしかありませんので、ハイキングする予定のかた、特にお子さんがいる場合は必ずトイレに行ってから出発しましょう。
とても綺麗なトイレでしたよ♪

まずは西門を目指します。
西門までの道のりは15分程だったかと思いますが、とても整備されていて歩きやすい。

鬼ノ城
鬼ノ城

鬼ノ城
階段ではないので頑張れば車椅子やベビーカーでも西門までは行けるかもしれません。
ただしかなり急な坂道だったりするのでおすすめはできませんが・・・。

駐車場から徒歩15分程で西門に到着。

鬼ノ城西門
お~カッコイイ(゚д゚)!
もちろん復元されたものではありますが、壁も門も戦国時代や江戸時代の城とは雰囲気が違いますね。
鬼が住んでいたという伝説も確かにピッタリな見た目です。
そしてここからの景色が絶景です!

鬼ノ城

鬼ノ城
この写真でが伝わりづらいかもしれませんが遠くに海も見えました。
あとオニヤンマが飛んでいてその大きさに驚愕しました(゚Д゚;)

内側から見る西門も素敵。
鬼ノ城西門
上には登れませんが、当時の人々はここから見張っていたりしたのかな?

鬼ノ城
多くの人がここまで見たら帰られるみたいです。
確かにここまで復元されているのは西門だけですし、景色も充分楽しめますからね。
相当な歴史好きや城好きの方以外はここが一番の見どころかと。
しかし他の門や様々な跡を見たい方、山城の広さを体感したい方は是非1周することをオススメします♪
様々な角度の景色が楽しめますし、緑の中を歩くのが気持ち良いですよ。

西門すぐの角楼からの景色も最高でした。

鬼ノ城
山城らしい景色ですね。
ここから防御のために西門の様子も観察したり、背面からの攻撃に備えていたのだそうです。

鬼ノ城
たしかに、こんな感じで西門が良く見えます!

さぁハイキングは続きます。

鬼ノ城
とんぼやバッタは勿論、トカゲも沢山いて生き物好きの次男が喜んでいました(*^▽^*)

お次は北門跡

鬼ノ城北門
西門の正面がひらけているのに対して北門は正面に山脈が見えます。

その後は坂道や下り道。

鬼ノ城
鬼ノ城
木のトンネル!

鬼ノ城

植物採取は禁止ですが、勿論観察はOK。
子供達は様々なキノコを見つけては嬉しそうでした(^^♪
鬼ノ城
鬼ノ城
鬼ノ城

少々歩きづらい道もありますが、子供達は逆に楽しそうでした。
冒険気分なのかな?
鬼ノ城

全てを写真に撮れていませんが様々な遺構を見ながらの山道の探検。
なんだかミステリーハンターになった気分でワクワクします♪

こちらは屏風折れの石垣

鬼ノ城といってもこの角度からでは石垣感が伝わりませんが、子供達が落ちないように必死だったのでこの角度の写真のみ( ̄▽ ̄)
ビクビクしながらも景色を楽しみました。

そして東門跡

鬼ノ城東門
ここから下界の様子なども監視していたのでしょうか?
見晴らし抜群です。

さぁ木の板の橋を冒険気分で渡って。

鬼ノ城

ようやく西門まで戻って来ました!

鬼ノ城嬉しそうに駆け上がる次男(笑)

小学1年生の足でぐるっと1周コースが1時間45分ほどでした。
倉庫群など見れていない箇所もあるはずですが、おそらく1周コースを歩いたかと。

 

感想

1時間45分、ただ山を歩くよりも歴史を感じながら、景色も最高の場所ということもあり、体感はもっと短く感じました。
足を踏み外したら危険な場所や少々歩きにくい場所もありましたが、小学1年生が歩ける程度に整備されていますし、おそらく家族で1番体力のない私でも楽しみながら歩くことが出来ました(^O^)
以前家族で行った蔵王山登山よりもかなり楽なレベルでした。
しっかりと歩ける服装で行けば、お子さん連れでも楽しめそうです♪

 

情報

住所:〒719-1105 岡山県総社市黒尾1101−2(ビジターセンター住所)
時間:8時半~17時(鬼城山ビジターセンター)
TEL:0866-99-8566(鬼城山ビジターセンター)
入場料:無料
駐車場:有(無料)
※情報変更の可能性があります。事前に公式HPでご確認ください。

 

 

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