歌川広重も描いた絶景!瀬戸内海の素晴らしい景観!!【阿伏兎観音(磐台寺)】

阿伏兎観音 神社・寺・城・博物館等

子供の頃は然程感じたことがありませんでしたが、大人になって見る瀬戸内海って本当に美しい!
瀬戸内海の好きな景色は沢山ありますが、本日はその内の一つ、阿伏兎観音をご紹介します。

阿伏兎観音とは

広島県福山市沼隈町にあります。
鞆の浦↓から車で10分ほどの場所。
鞆の浦沼隈半島の南端、阿伏兎岬の先端に磐台寺(ばんだいじ)観音堂、通称阿伏兎観音(あぶとかんのん)は建っています。

その歴史は古く、付近は岩礁の多い海域で難破が多かった為、992年に花山天皇(花山法皇)により航海安全を祈願して創建されたとされています。
その後も1570年に毛利輝元が再建、江戸時代には福山城主水野公の補修によって現在に至っているそうです。
つまり平安時代から令和の現在に至るまで、長い年月航海の安全を見守り続けてきたんですね(゚Д゚;)

なんと!浮世絵師の歌川広重の六十余州名所図絵の中にも阿伏兎観音が描かれているんですよ!!

 

 

実際に行ってみた!

駐車場は海沿いの宿泊施設である『あぶと本館』さんの目の前で、4台ほど停めることが可能です。
阿伏兎観音駐車場写真に撮り忘れましたが、駐車場横にトイレもありました。

駐車場から5分程海沿いを歩きます。
阿伏兎観音
既に綺麗な景色です。
阿伏兎観音

そして到着。
阿伏兎観音臨済宗阿伏兎観音磐台寺とあります。

受付で拝観料(中学生以上100円 小学生以下50円)を支払いました。

阿伏兎観音境内図はこんな感じ。
こちら↓が客殿。
阿伏兎観音海を向いて建てられていました。

可愛い猫ちゃんがお出迎えしてくれましたよ。
阿伏兎観音とても人懐っこくて、足元まで来てくれました(*^-^*)
こちらで飼われているのかな?

右下に見えるのが白鳳稲荷神社。
阿伏兎観音神仏習合の名残なんでしょうね。
横に見える小さな池には可愛い金魚が泳いでいました!

さぁ、いよいよ観音堂へ!
しかし、観音堂は写真撮影禁止とのこと。
ネットで調べる限り、少し前までは撮影可能だったようですね。
外から撮ることは可能ですので後程ご紹介しますね。

しかし観音堂内での写真撮影は禁止のため文章でご説明しますと、まず観音堂に入るにあたり靴を脱ぎます。
堂の中には入れないのですが、周囲の廊下は歩けます。
岬に建てられているため、本当に絶景!!
とても美しく穏やかな瀬戸内海の景色が目の前に広がっていました。
しかし廊下は少々斜めになっている造りで、海側に傾いており、手すりも低く少々怖さもあります。
お子さんと行かれる場合は特に気を付けてあげて欲しいです。
たしかにこの状況で写真にばかり集中すると危なそうです。
撮影禁止になったのも頷けます。

観音堂からの景色は最高でしたが、外側から観音堂を見るのもまた素敵です。
まず足摺さんと呼ばれる石塔へ向かいます。
阿伏兎観音
階段右側は少々危険です。
私も子供と手を繋いで降りました。

さぁこちらが足摺さん。
阿伏兎観音
そして足摺さんから振り返って見る観音堂がこちら↓
阿伏兎観音おぉ~凄い迫力(*´▽`*)
所謂歌川広重の絵の向きで見るには、おそらく船に乗って海から見ないと不可能ですが、ここからでもとても素敵な景観です。

阿伏兎観音
岩がゴツゴツしていて長男が「カッコイイ!!」と喜んでいました。
歴史的浮世絵師に描かれたり、小説に登場するのも納得です!

滞在時間は30~40分ほどでしょうか?
短い時間でしたが、綺麗且つ迫力のある景色で、現在は写真も撮れませんので是非実際に行って見てみて欲しいです!
航海の安全だけでなく安産の祈願所としても有名みたいです。

帰りに客殿前で再び猫ちゃんに出会いました。
阿伏兎観音
海と猫に癒される1日でした(*^▽^*)

 

 

感想

風光明媚な瀬戸内海。
花山天皇が十一面観音石仏をおまつりしちゃうくらい、平安時代この辺りの海が重要な場所だったのかなと何だか誇らしく思えますし、毛利輝元や福山城主の水野公も私と同じようにこの景色を眺めたのかもしれないと思うと嬉しいような不思議な気分になりました。
時間もあまりかかりませんので、是非鞆の浦の観光と併せて足を運んでみてほしいです。

 

 

情報

場所:広島県福山市沼隈町能登原阿伏兎1427-1
TEL: 084-987-3862
時間:8時~17時
定休日:不定休
拝観料:中学生以上100円,小学生以下50円
駐車場:有(無料)

※情報変更の可能性があります。事前にご自分でお問い合わせの上ご確認ください。

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