2つの社で構成される珍しい形式の神社【備後福山総鎮守 福山八幡宮】

福山八幡宮 神社・寺・城・博物館等

我が家は『八幡さん』と呼んでいて、小さな頃も初詣に何度も行きました。
本日ご紹介するのは備後福山総鎮守 福山八幡宮です。

 

 

どこにあるの?

福山八幡宮
福山駅北口から徒歩10分。

福山八幡宮
広島県福山市北吉津町、周りは住宅やお寺等が多い静かな場所にあります。

目の前には御手洗川(みたらいがわ)が流れています。
福山八幡宮

 

駐車場

福山八幡宮普通車70台分の駐車場があります。
駐車料金は無料
普段は充分停められるかと思いますが、初詣の時期は大変混雑します。

福山八幡宮
駐車場はわりとゆったりした広さですが、神社に入るための道は少々狭めなので、人も多い初詣の時期はご注意ください。
駅からも徒歩10分の距離ですので、駅近くの有料駐車場に停めた方が早いかもしれません。
それでも例年草戸稲荷ほどは混みませんので、私的にはオススメ初詣スポットです。

 

 

歴史

福山八幡宮は元は「野上八幡宮」と「延広八幡宮」という別の神社でした。
創祀については不明ですが、神辺城主の杉原氏や毛利輝元、福島正則等の信仰も厚く、「延広八幡」と呼ばれた東御宮は承保年中(1074~)宇佐八幡宮から、「野上八幡」と呼ばれた西御宮は永享年中(1429~)鶴岡八幡宮からの勧請(かんじょう)とされ、「穴の海」と呼ばれていた波静かな内海の近く現在の福山城址に、二つのお宮が別々に奉祀されていたと伝わっているそうです。
1683年4代藩主水野勝種公により、備後福山総鎮守の社として松廼尾山に藩を挙げて建立されたとのこと。
その際は城を南に臨む現在の場所に同じ形式・規模で両社を並べて遷座されたことにより、両社八幡宮と呼ばれていたのだとか。
東御宮は町人の氏神様として、西御宮は藩士の氏神様として、両社は初代水野勝成公を祀った聡敏神社を挟んで並び建っていた。
後の昭和44年、合併して「福山八幡宮」となりました。

 

 

参拝

福山八幡宮

それでは門から入りましょう。
こちらは西の門。
奥に朱色の鳥居が見えています。

しかし御手洗川沿いに数メートル歩くと、もう一つそっくりな門が!?福山八幡宮こちらは東の門です。
こちらの奥にも西側と同じように赤い鳥居が見えています。

なぜ門も鳥居も二つ並んでいるのか・・・しかもそっくり。

その答えは歴史を読んでいただければわかるかと思いますが、福山八幡宮は元は野上八幡宮と延広八幡宮という別の神社が合併してできています。
福山八幡宮が面白いのはここから!
合併した際に併せて一つにするのではなく、本殿、幣殿、拝殿、随神門、鳥居、惣門などの各社殿が同一様式、同一規模によって並立して建てられており、同じ八幡大神様をお祀りするという大変珍しいつくりなんです!!

東の門から入ると左手に手水舎。
福山八幡宮

西の参道と東の参道の真ん中に駐車場があり、見えづらい写真で申し訳ないのですが、赤丸の部分が社務所です。
福山八幡宮

それでは東側の参道を進みましょう。
我が家は昔から初詣の時もいつも東側から参拝していたのですが、自分が大人になってその理由がわかった気がします。
初詣の時、毎年西側の参道に出店が並びます。
親が参拝前に「お面買って」とか「わたがし食べたい」と子供に言われたくなかったのかなと推測しています。
福山八幡宮

鳥居があり、その先は石段です。福山八幡宮
宮島の厳島神社と同じ両部鳥居です。
朱塗りの木造鳥居としては日本で3番目の古さを誇っているのだそうです(゚д゚)!
先ほど西の門の向こう側にも見えていたかと思いますが、西の参道にも同じ鳥居があります。

福山八幡宮カッコイイ狛犬さん発見。

子供頃はよく石段を駆け上りましたが、現在の私は歩いて登っても息切れが( ̄▽ ̄)ハァ

一応すぐ左横に階段ではなく斜面の道もあります。
福山八幡宮ですがそれなりに急ですので、ベビーカー等押して登られる方はご注意ください。
昔おばあちゃんと行った時に石段は辛いからとこの道を通ったのですが、おばあちゃんが「この道も結局しんどいわ~。」と言いながら手を繋いで歩いた記憶があります。

石段を登りきると東随神問が。
福山八幡宮創建時には朱塗りが施されていて、朱門と呼ばれていたそうです。
南面東に黒の束帯姿の老相の像が、西に赤の束帯姿の若相の像が椅座していて、北面に木製の狛犬が安置されています。
私が撮ったこの像はおそらく若相の像ですかね。
福山八幡宮
西にも勿論同じ随神門があります。

こちらは斜面を登り切ったところ。
福山八幡宮振り返ってみると福山城が見えています!

随神門をくぐると目の前に東御宮拝殿。
福山八幡宮現在は銅板葺きですが、元は本瓦葺きだったそうです。
以前違う神社でもそのような説明を見たので調べたのですが、銅板葺きにすることで屋根の重量が軽量化され、建物の耐震性を向上させることが出来るそうです。

西御宮拝殿はこちら↓
福山八幡宮うん、やっぱり同じ造り何ですね。

西と東の拝殿の真ん中が合祭殿。
福山八幡宮御祈祷やお祓いなどはこの合祭殿で行われます。

福山八幡宮↑見えづらいかもしれませんが、こんな感じで東西の本殿や拝殿が同一様式、同一規模で並立しているんです。
しかもどちらも同じ八幡大神様をお祀りしている。
子供の頃から当たり前に見ていた景色なので言われるまで気が付きませんでしたが、珍しい造りなんですね。

ちなみにこちらは西の石段の上からの景色。
福山八幡宮我が家はいつも東から登ってお参りし、西から帰っていました。
初詣の時は、ここを下って出店に寄ったりして。

続きましては東御宮、合祭殿、西御宮の裏にある境内社。
まずは西御宮に向かって左奥にある聡敏神社(そうびんじんじゃ)。
福山八幡宮歴史のところでも触れましたが、昔は現在の合祭殿がある場所、つまり東御宮と西御宮の中央にあったんですね。
福山八幡宮
御祭神は福山藩祖水野勝成公です。
当ブログではお馴染みなので詳細は省きますが、水野勝成公の数々の功績が気になる方は是非福山城へ。
お墓もわりと近くにあります。

福山八幡宮他にも紹介しきれませんが多くの境内社があります。

最後は鍛冶神社と松尾神社。
福山八幡宮
福山八幡宮水野勝成公が築城の際、鍛冶の技に優れた職人を城下に集めて鍛冶屋町をつくりました。その守護神がここに祀られているため、鉄鋼、金属を扱うお仕事の方々がお詣りに来られるようです。
福山市は繊維業の街であり、鉄鋼の街でもありますからね。

福山八幡宮そして松尾神社は酒造や醸造関係者の守護神。
福山市で有名なお酒って何だろう?
神辺の天寶一でしょうか?
それとも区分がお酒なのかわかりませんが鞆の保命酒?

実はこの松尾神社の奥に艮神社に通ずる裏参道があるのですが、その話はまた次回!

 

 

感想

いかがでしたか?
初詣も良いですが、それ以外の季節に行くと、静かで美しく心が洗われるような空気感のある場所です。
木陰も多く気持ちが良いですし、いつ行っても綺麗にされています。
皆さんも是非行ってみください(*^▽^*)

 

 

情報

場所:広島県福山市北吉津町1丁目2番16号
TEL:084-924-0206
駐車場:有(無料)
※情報変更の可能性があります。事前に公式HP等でご確認ください。

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